赤ちゃんの粉ミルク その2 ~Hipp編 |
私は日本で出産し、8ヶ月まで日本で子育てをしたので、赤ちゃん用粉ミルクというと、缶に入った粉ミルクしかイメージがありませんでした。ドイツでは、ほとんどの粉ミルクは普通の箱に入っています。例えばHipp の粉ミルクだと、上記の箱を空けると、粉ミルクが二つに小分けされて袋に入っています。それを専用の粉ミルク容器に移し変えるなりして使用するよう(専用の粉ミルク容器は購入要)。そういうことすら知らなかった私は、ことさら缶の粉ミルクに近い形態を最初は探してしまいました。その結果がAptamil でした。
右がHipp。ドイツで主流の詰め替え式。
左がAptamil。蓋はプラスチック、それ以外は紙でできている。左下にすりきりもついていて、ミルクの計量も正確にできて便利。Aptamil は詰め替え式を見たことがない。
Aptamil を使用していた頃、ドイツに長く住まわれているママさんから、とある情報。
在独日本人にはHipp の粉ミルク使用者が多い。
ドイツの産院でもHipp 社のミルクしか使用しないところも多い。
ルフトハンザ航空で提供される離乳食は全てHipp 製品である。ドイツで非常に信頼されているメーカー。現在はBIO製品が席巻しているドイツだが、無農薬有機農法の規準が確立する前から、Hipp は独自の厳しい規準を掲げ、その規準に達しない製品は使用せずに製品を作り続けてきたオーガニック系食品の草分け的存在である。
迷ったならば、まずHipp を使って、それから他のも試してみると良い。
それを聞いた時は、既にAptamil にうちの子も慣れてきた頃だったし、そんなに厳しい規準だとしたらきっとHipp は高額に違いないと思い、貴重な情報と思いつつも、後ろ向きでありました。しかし物は試し、とドラッグストアに行き調査。するとAptamil よか安い~(涙)。
・・・ということで、Hipp に鞍替えしたのでありました(ああ、単純)。
とはいえ、Aptamil よりも Hipp の方がいい、とは言い切れないと感じています。というのも、Aptamil は母乳に近づけるように開発された粉ミルクで、Hipp は安全規準をクリアした食品を使用した粉ミルク、ということなので、目指す方向性がちょっと違うように感じます。
粉ミルク製作過程での感想は、Aptamil よりもっと溶けにくかったです。
おいおい、Hipp についてまたご報告します(なんせドイツ語で書かれているので、よくわからんところ多々あり・・・ちょっと勉強しながらアップしていきます)。