Hippの粉ミルクの保存箱 |
Hippの粉ミルクは、箱の中に袋詰めにされた粉ミルクが入っている、ということは前に書きました(シールが添付されているので、袋詰めのまま使用なさる方もいることが想定されていると思われます)。専用の保存箱も販売されています。
http://shop.hipp.de/hipp-milchbox-a43367.html (ドイツ国内版)
http://www.hipp.co.uk/acatalog/Bibs_Spoons.html (イギリス版)
少し踏み込みますと、日本では詰め替え式粉ミルクは考えにくいと思います。
私は産院で、日本の大手粉ミルク会社の社員から直接、粉ミルクの作り方の指導を受けました。髪の毛の一本、ゴミの一つも調乳過程で混入させない、という社員の心が伝わる指導でした。粉ミルクの蓋は、大抵の場合、内側を上にして机に置いてしまうのではないでしょうか。でもその方は、内側に少しでもゴミが付着しないように、粉ミルクを作る際には、蓋の内側は下にして机に置き、粉ミルクが湿気も含まないようにできるかぎり短期間で手際よく作るようにと指導してくださいました。
上記のような考え方をもつ日本では、恐らく粉ミルクの缶や箱をリサイクルのために、使いまわすという考え方は成り立たないでしょう。使えば使うほど、ゴミが付着するでしょうし、衛生状態が清潔に保たれる保証はないのですから。正直、私は、いろいろな母親がいろいろな環境下でミルクを作ることを想定すると、ドイツの詰め替え式粉ミルクを最初に見たときには、「大丈夫かな・・・」と一抹の不安を感じました。
恐らくほとんどの場合、問題がない。でも万が一のことを考える、それが日本なんだと、感じています。そしてこの安全補償の経費が、商品の価格に跳ね返っている国でもあります。
あくまで感想なので、コメントを下さった方、遠まわしな言い方で申し訳ないですが、ブログではこれが精一杯です(泣)。
Hipp大集合!