ドイツ土産~Breeの革小物 |
Breeは1970年の創立以来、特に良質のヌメ革で知られていて、現在でもBreeブランドのリーディングラインはヌメ革ライン(Natureシリーズ)。そして日本でもBreeのヌメ革マニアがいることがわかりました。それもそのはずで、ちょっとBreeのヌメ革は変わっている?んです・・・。
BreeのNatureシリーズの財布。お土産用に二つ購入。
私も当初、上の写真の財布を見て、「なんかぱっとしないな~」と思っていたのでした。まず色。塗装・染色がなされていないため、革そのものの色、桃色がかった薄い肌色。手にもった感触も、硬い。でもこれ、使いつづけていくうちに、柔らかくなり、革に含まれていた油が表面に出てきて塗装効果を発揮し、色は次第にこの薄い肌色から明るい茶色へ、そして飴色に変わっていくのです!また上手にメンテナンスをしてあげることで、10年単位で使用可能らしい(長持ち大好きドイツらしい・・・)。
それが、あーた、使う前から大変なんですよ。ヌメ革製品の場合、使用前に、まず革の日光浴から始めます。「どんな身分やねん!」と言いたくなりますが、日光浴を約1ヶ月間(も)することで、色づき始め、そして内部のオイルが表層に現れ、汚れや傷がつかなくなるそうな・・・(頼むから働いてくれ!)。そんでもってこれをやるかやらないかが、その後の使用に大きく影響するそうなので、是非やってみたいと思います(詳しくはここ)。
使う人、革によって、経年変化が皆違ってくるBreeのヌメ革(経年変化を知りたい人はここ)。確かにマニアがいそうな独特な個性をもつ革であります。