ドイツの粉ミルク ~粉ミルクの会社編 |
Hipp(ヒップ)、Humana(フマーナ)、Milupa(ミルーパ)、Nestlé(ネスレ)、この4社がドイツの粉ミルク市場を牽引している会社のようです(上記アルファベット順)。日本の粉ミルクは基本的に手に入らないなかで、上記の製品ならば非常によく飲まれているので、とりあえずの問題は少ないのではないかと感じます。あとはベビちゃんと相談しながら・・・。
1)Hipp社。ドイツの会社。前にも書いたように、独自の厳しい基準で無農薬有機農法を採用し、その基準に達した食物からのみ製品を製造している。ちなみにうちは普通のHipp。「普通の」というのは、母乳に近いように開発された粉ミルクもあることが判明したから。母乳に近い方は若干お値段はります。
このHipp 3は、10ヶ月から使用可能で、うちも遂にHipp 2から移行。このシリーズがHippの一番定番。
2)Humana社はその名も「Humana」という粉ミルクを販売。
3)Milupa社はもともとドイツ出自の会社だったようですが、現在は多国籍企業化していて、オランダのノミコ社の傘下となり、さらにノミコはフランスのダノン社の傘下となった会社。2種類の粉ミルクを出していて、一つはAptamil(アプタミル)、もう一つはMilupa Milumil(ミルミル)。前者は渡独直後、使用していました。Aptamil は最も高額な粉ミルクの一つですが、母乳に近づけるように研究開発されている点が特徴です。
4)Nestlé社は、日本でもよく知られている会社だと思いますが、スイスの大会社で、古くから粉ミルクの販売を手がけている。ここも2種類の粉ミルクを販売していて、一つはBeba(ベーバ)、もう一つはAlete(アリーテ)。
ドラッグストアに行けば、他にもいろいろと粉ミルクは販売されています。例えばよく見かけるのが、Bebivita(ベビヴィータ)。社名と製品が同一のドイツの会社。1999年にベルリンの学生二人によって設立された、まだ若い会社。お金のない学生だった二人は、自分の子供のために安い離乳食を作りたいと努力したそうです。お値段お安め。ネット販売で急速に大きくなったよう。
それとどこの会社からも、HA(Hypoallergene Nahrung)と書かれた粉ミルクが販売されていますが、これはアレルギーのあるベビちゃん用。詳しいことはわからないので、お医者さんの指示に従ってください。
もう一点。粉ミルクが朝用、昼用、夜用と分けられて販売されているのをドラッグストアなんかで見て驚くと思いますが、そんな細かな種類のミルクを購入せずとも、定番のそういう分類のない粉ミルクがありますんで、安心してください。